2011年1月22日 (土)

King's Speech

1月7日に一斉に公開された "King's Speech"だが、今週になって、やっと時間ができたので、Bury St. Edmunds のCineworldに観に行ってきた。

King's Speech は、日本では、『英国王のスピーチ』という邦題になっているが、イギリスの現エリザベス女王のお父様のジョージ6世の伝説をコリン ファース主演で描いた感動的な歴史ドラマだ。

ジョージ6世は、兄のエドワード8世が英国王に即位して間もなく、2回の離婚歴があるシンプソン夫人と結婚するために退位したことにより、やむなく英国王になった。 

吃音障害を抱えた内気で使命感と正義感に満ちたジョージ6世が、スピーチセラピストの助けを借り、どもりを克服し、第2次世界大戦開戦時に、国民を勇気付ける見事なスピーチを披露し、人の心を動かすところまでを描いている。

ジョージ6世が亡くなってから50年、"クイーンマザー"として、英国民に親しまれてきた現エリザベス女王のお母様のエリザベス女王を演じたヘレナ ボナム カーターは、まるでクイーンマザーの若い頃を思わせる容姿で適役だと思った。

ジョージ6世を演じたコリン ファースは、先週のゴールデングローブ賞で、主演男優賞を獲得し、アカデミー賞にもノミネートされている。

平日6時からの上映だったが、映画館は、比較的年齢の高いイギリス人で満席だった。
ジョージ6世が見事なスピーチを披露したときには、館内からも拍手が出たほどだった。

アカデミー賞に十分に値するコリンファースの演技のおかげかもしれない。

今年は、4月にウィリアム王子とケイトミドルトンさんの結婚式が予定されていることもあり、イギリスは、また、ロイヤルファミリーが、注目を浴びている。

テレビでは、ヘンリー8世の時代物や、亡きダイアナ妃の番組の再放送など、英国王室のプログラムも多い。

それにしても、ウィリアム王子のお母さんのダイアナ妃とチャールズ王子の結婚式が行われたのは、ちょうど30年前だが、つい先日のような気がする。。。。

現エリザベス女王は、ジョージ6世が他界した1952年に、25歳の若さで、女王に即位した。

キングズ スピーチのオフィシャルサイト
http://www.kingsspeech.com/

Kinggeorgevi King George VI

Colinfirth Clin Firth as King George VI

写真は、 www.guardian.co.uk から

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2010年12月13日 (月)

Xファクター2010

今年も「Xファクター」の決勝戦が終わり、いよいよクリスマスのカウントダウンが始まった。

今年の優勝者は、27歳のマットカードル。
優勝と同時に Matt Cardle のシングル "When We Collide" が発売になった。
今年もクリスマスチャート1位になることが予想されているらしい。

今年6月に、グラスゴー、バーミンガム、ロンドン、カーディフなどイギリス各地で、オーディションが始まり、オーディション参加者は、ビデオ応募者も含めれば、昨年の20万人を上回る。

サイモンカウェルはじめシェリルコールら、いつもの"ジャッジ"たちによって、選び抜かれた12人のファイナリストに、今年は4人のワイルドカードが加わり合計16人の歌手で、10週前にライブショーがスタートした。

毎週、電話投票の後、最終的に"ジャッジ"により、1人ずつ落第させ、今週末の決勝では、マットとリバプール出身のやさしく上品で美人の2児の母、レベッカ ファーガソンが、それぞれ独特の声とすばらしい歌唱力で競った。

3位になった ワン ダイレクション は、オーディションの個人参加者で結成された若干16才、17歳の5人のボーイバンド。 優勝は、しなかったもののこれから活躍するに違いない。

イギリスでは、クリスマスが近づくと、
Have you done Christmas shopping ? とか、
Are you ready for Christmas ? といって挨拶をする。

しかし、ここ数年、Xファクターの人気で、イギリス人のクリスマス前の"文化"が変わったといっても過言ではない。

クリスマス前の挨拶が、

Are you watching the X factor this evening ? 
Who do you think will be voted out from the X factor this week ?
Who do you think will win the X factor ?

に変わった。

私自身も、すっかりNowなイギリス人になっていると思う。
毎週、"Wargner should go out." と返事をしていた。 

Mattcardle Matt Cardle
Rebeccaferguson Rebecca Fergason

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2009年1月25日 (日)

Great Britain & Little Britain

グレートブリテンは、今、リセッションが本格化し、失業率は、200万人に達しようとしている。 ポンドが暴落し、経済危機に陥っている。 

「大英帝国」と呼ばれていた時代もあるイギリスだが、今日のイギリスの経済状態は、グレートブリテン(大英国)というより、リトル ブリテン(小英国)といったほうがふさわしいかのようだ。

さて、「リトル ブリテン」という超人気のコメディ番組がある。 製作は、2006年でストップしているが、今でも、再放送を続けている。
コメディ部門で国際エイミー賞、英国アカデミー賞最優秀コメディー賞などを受賞している。 リトルブリテンは、日本でも放送されているようだ。

マット ルーカスとデイビッド ウォリアムズの天才的コメディアンコンビが脚本、製作、演出のすべてをやっている。

村で唯一のゲイのダフィド、落第高校生のヴィッキー、総理大臣とゲイの秘書セバスチャン、ダイエットインストラクターのマージョリー、催眠術師のケニー、車椅子のアンディと友人のルー、女装のエミリーなどの変人的キャラクターを通したスケッチ(小話し)。

人種、性、肥満、障害者、高齢者など、イギリスの現代社会のマイノリティーをネタにした過激な内容も多く、はじめ抵抗があったが、イギリスの格式を超えた、そのオープンさが、イギリス人に人気の理由なのかも知れない。  

この番組を楽しめるようになったら、イギリスの現代社会を理解し、イギリス人のブラックユーモアが理解できるようになったといえるかもしれない。

番組の詳しい内容について、下記HPをご参考に。

http://www.wowow.co.jp/drama/uk/little/

http://www.comedique.com/littlebritain/

  Little_britain_vickyLittle_britain_sebastianLittle_britain_kenny

(写真は、BBCのHPから拝借)

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2008年12月15日 (月)

X ファクターって?

Do you have the X Factor ?

“X” は、未知のもの、”Extra” なら、何か特別のもののことだが、X Factor となれば、「説明できない何か特別の要素」ということになるのだろうか。 

あなたには、何かその特別の要素がありますか?

ポップスターになるための特別な要素となれば、
タレント性
イメージ(見た目)
プレゼンス(存在性)
自己を信じること
Something Extra (何か特別のもの)
以上の5つの要素を備えていなければならないらしい。

イギリスで大人気のオーディション番組 “X Factor” は、この土曜日、最終を迎えた。

今回、シリーズ5回目で、今年5月から、主要都市で、182,000人のオーディションが行われ、最終的に12人(9人と3グループ)のファイナリストが選ばれた。

12人(組)は、ボーカル、ダンスの特訓を受け、テレビでそれぞれの実力を披露するが、電話投票で毎週1人(組)ずつ落とされ、優勝者には、100万ポンドのレコーディング契約が与えられる。

土曜日のファイナルに勝ち残ったのは、セクシーな(?)4人の男性グループJLS、キュートな16歳の北アイルランドの男の子、オーエンクイッグ(Eoghan Quigg)と抜群のボーカルの若干20歳のアレクサンドラ バーク(Alexandra Burke)

中間投票で、JLSとアレクサンドラの決勝戦となり、ウィニング シングル「ハレルヤ」で、アレクサンドラが並外れたボーカルを披露し優勝した。

辛口審査委員のサイモンカウェル氏は、 It was Fantastic ! It was just unbelievable. It was jut amazing ! とアレクサンドラを絶賛した。 

アレクサンドラの「ハレルヤ」は、下記リストからダウンロードすることができる。 http://xfactor.itv.com/stories/story-detail/item_100572.htm

下は、X Factor のホームページ http://xfactor.itv.com/

電話投票には、参加しなかったものの、私もここ10週ほど土曜日の晩7時10分からは、何をおいてもテレビの前に座ったが。。。

参加者には、それぞれメンターが付き、メンターは審査員も勤める。 今回初めて審査員/メンターをした美人で若いシェリルコールの ”I am so proud of you.” という励ましの言葉は、シリーズを通して印象的だった。 

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2008年10月28日 (火)

シチュエーションコメディー

シチュエーションコメディー(situation comedy)は、略してシットコム(sitcom)といいますが、登場人物や場面が固定された連続もののコメディ番組のことです。

イギリスで最も人気のシットコムのひとつに “Only Fools and Horses”というテレビ番組があります。

“Only Fools and Horses”は、1980年代にBBCで放映された番組ですが、今日でも人気で、たびたび再放送されます。 90年代、2000年代になってからも続編としクリスマス特別番組が制作されました。 

主人公のデルボーイ(Del Boy)ことデリック トロッターは、ロンドンの南部ペッカムに住む、コックニーのマーケットトレーダーで、 かなり年下の弟、ロドニーと、グランドダッド(おじいさん)、亡くなってからは、アンクルアルバートと、市営の高層アパートに3人で住んでいます。  (もう1人のデルボーイ

ぼろぼろの黄色のロビンリライアントの3輪自動車を運転するデルボーイは、不法に手に入れたもの、偽造品、安物をロンドンの青空市で叩き売りして、 いつか、大金持ちになることを夢見て生活しています。 This time next year, we'll be millionaires” 「来年の今頃は、ミリオネアになっているよ。」が口癖です。 デルボーイは、ドジーディール(怪しい商売)が大好きです。 

夜は、近く、ナグズヘッド(Nag’s Head)というパブの常連で、パブには、中古車販売店を経営するボイシー、ロードスイーパー(道路清掃係り)のトリガー、トラックドライバーのデンジルらがいます。

ロンドンの下町の英語「コックニー」が飛び交います。
“Only Fools and Horses”
は、「愚か者と馬だけがいつもあくせく働いている」というコックニーのカルチャーに由来するそうです。 

「コックニーライミングスラング」と言うのがありますが、たとえば、"Apples and pears" は、pears がstairs とライムして、「階段」を意味します。     

それにしても、"Only foods and Horses"の人気は、20数年経った今でも衰ていません。

長年、イギリス人に愛され続けるシットコムがいくつかあります。

Fawlty Towers あわてものバジルフォールティと奥様のシビルが経営するホテルの出来事

To the Manor bornマナーハウスの新旧オーナーを通してイギリスの上流階級の様子

Vicar of Dibly女性牧師と村人たち

イギリス社会を学ぶのに、最高のマテリアルです。

東ヨーロッパからイギリスに来る労働者たちは、 渡英前に“Only Fools and Horses” を見てイギリスについて学ぶそうです。

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