イギリス大学授業料値上げ反対デモ
イギリスには、115の大学がある。
うち89大学は、イングランドにあるが、1大学を除いて、すべて国立大学になる。
今月はじめ、イングランドの大学授業料引き上げ案が発表され、大きな議論を呼び、ロンドンはじめ、各地で大学生のデモが相次いだ。
イングランドの大学の授業料は、現在年間£3290だが、2012年9月から£6000に引き上げ、場合により、£9000まで引き上げることも可能になると発表した。
ただし、引き上げには、大学が、低所得家庭出身の学生の入学支援措置を実施することが条件となる。
といっても、イギリスの大学の授業料は、原則として前払いではなく、学生が政府から融資を受け、卒業後、収入が一定のレベルに達した時点から長期返済するという仕組みになっている。
改革案では、授業料返済スタート時の収入は、現在の年間£15000から£21000にあげられ、返済額は、所得の9%となる。
かつて、イギリスの大学の数が少なかった頃は、大学の運営は、すべて国費で賄われ、学費は無料だった。 しかし、大学と大学進学者数が増加し、政府の教育支出が膨張したことにより、1998年に初めて年間£1000の授業料を徴収するようになり、2006年には、現在の£3290にあがった。
連立政権を担う自由民主党は、総選挙で、大学授業料の撤廃を公約にあげていたため、今回の改革案に対し、同党の裏切り行為と怒りをかっているのも当然かも知れない。
しかし、イギリスも財政難。
どこかで、国家予算削減をしなければ、破綻してしまう。
優れた教育の場を提供していることで知られるイギリス。
近年イギリスの大学に進学する日本人が増加している。
もちろん、イギリスの大学は、EU以外の外国人学生からは、現在でも、一般に年間、£9000ほど授業料を徴収している。
大学の財政の手助けになる外国人生徒を歓迎している理由が明らかだが、これを利用しない手はない。
日本の高校卒業では、イギリスの大学入学資格がないので、1年のファンデーションコースを経て、学部入学となる。
また、日本の大学を卒業して、イギリスでポストグラジュエート(修士課程)コースに入学する日本人も多い。
さらに、最近では、日本の大学を休学し、こちらの大学のスタディーイヤーアブロードコースで、見聞を広げる頼もしい若者が増えている。
大学ばかりではない。
優れたイギリスならではの専門コースを提供しているハイヤーエジュケーションカレッジもたくさんある。
いずれにしても、入学条件として、英語のレベルが重要になる。
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